2026.04

いつまでも元気で丈夫な体に
「骨」の健康について考えてみませんか?あなたの骨年齢は何歳?

  • 運動
  • 食事
  • 骨折

陽気がよくなって、外出する機会が増えてきた今、「骨」の健康について考えてみませんか?もしかすると、冬の間の運動不足で骨が弱くなっているかも……。
整形外科の名医、猪瀬弘之(いのせ・ひろゆき)さんに元気で丈夫な体をつくる方法を教えてもらいましょう。

教えてくれたのは
猪瀬 弘之 (いのせ・ひろゆき)さん

獨協医科大学埼玉医療センター整形外科准教授。医学博士。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修了後、米国コロンビア大学医学部博士研究員等を経て現職。著書に『80歳の壁を超える 骨がみるみる強まる骨粗鬆症の治し方大全』(文響社)などがある。


まずはセルフチェック!あなたの骨年齢は何歳?

なぜ年齢を重ねると骨が弱くなる?

人の骨は、生涯を通して古い骨を壊して吸収し(骨吸収)、その場所に新しい骨をつくる(骨形成)ことによって強度を保っています。これをリモデリング(新陳代謝)といいます。ただ、加齢によって骨吸収のスピードが骨形成のスピードに追いつかなくなると、骨はもろくなり、骨粗しょう症のリスクが高まります。特に閉経後の女性は、骨吸収を抑え、骨形成を促す女性ホルモンが急減するため、注意が必要です。

近年では、一度の骨折を引き金に次々と骨折が連鎖する「ドミノ骨折」や、足のつけ根(大腿骨近位部)の骨折や背骨(椎体)の圧迫骨折などによって突然重篤な障害が起こる「骨卒中」といったリスクが叫ばれています。

寿命にかかわる怖い症状「ドミノ骨折」「骨卒中」とは?
骨粗しょう症などの原因で骨がもろくなり、一度の骨折をきっかけに次々と骨折が連鎖する状態を「ドミノ骨折」といいます。主に背骨(椎体)や足のつけ根(大腿骨近位部)で起こることが多く、歩行困難や寝たきりを招き、死亡率を高める原因になります。また、こうした寿命に大きな影響を与える骨折を「脳卒中と同じように危険なケガ」として「骨卒中」と呼ぶこともあります。

骨の健康を保つために大事な3つのこと

骨の健康を保つために大切なことは、次の3本柱です。

  • 「運動」で骨と筋肉、バランス力を強化する。
  • 「食事」で骨によい栄養素を意識的にとる。
  • 「検査」を定期的にして異常を早期発見し、適切に「治療」する。

この3つを実践すれば、、強く、丈夫な体を保つことができるはずです。

次回から、骨を強くする「運動」「食事」をご紹介します!