高ぶった気分を鎮め、スッキリした朝を迎える
脳と心の整え方
- 体内時計
- 複式呼吸
「布団に入ってもなかなか寝つけない」「寝ても疲れが取れない」など、多くの人が抱えている睡眠のお悩み。ぐっすり眠るための対策を睡眠専門医の白濱龍太郎先生に3回にわたってアドバイスしていただきます。
脳に「眠る時間」を知らせる習慣を
よく眠れない背景には、体だけでなく心や脳の疲れも関係しています。不安や悩みを抱えたままでは、脳が休まらず寝つきにくくなります。頭を空っぽにすることが理想ですが、難しい場合は気がかりなことを書き出すなど、考えを整理するとよいでしょう。
神経が高ぶって眠れないときは、寝ながら腹式呼吸で深呼吸を行うのも効果的です。また、入浴やストレッチなど就寝前のルーティンを決めることで、習慣が脳に「眠る時間」を知らせ、自然な入眠を促します。
眠れない
ときは
布団の中で
5回
神経の高ぶりを穏やかにする
ゆったり腹式呼吸
交感神経が優位な状態でなかなか眠りにつけないときは深呼吸がおすすめ

体内時計は毎日リセットが必要
人を含むあらゆる生物には体内時計があり、睡眠と覚醒のリズムをコントロールしています。しかし人間の体内時計はぴったり24時間ではないため、毎日リセットする必要があります。もっとも効果的な方法は、朝起きたら朝日を浴びることです。朝日を合図に睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が止まり、眠気が弱まって交感神経が優位になります。あわせて、布団の中で仰向けになり、頭の上で手のひらを組んで大きく伸びをすると、体が目覚めやすくなります。
目覚めたら
布団の中で
1分間
まずこの動きから体内リズムを整える
朝のストレッチ

※睡眠の悩みが長期化している場合や、セルフケアで解消しない場合は、医師に相談しましょう。
教えてくれたのは
白濱 龍太郎 (しらはま・りゅうたろう)さん
睡眠専門医。RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック院長。2002年、筑波大学医学群医学類卒業。東京医科歯科大学大学院統合呼吸器病学修了。東京共済病院、東京医科歯科大学附属病院を経て、13年にクリニックを開設。日本睡眠学会専門医。『ぐっすり眠る習慣』(アスコム)をはじめ著書多数。

